工事概算 1

新シリーズを始めます。配管工事をメインに工事概算の組立方などを説明していきます。

工事費の構成

工事費の積算方法を調べると、概ねこのように説明されていて、純工事費からの積上げ方式が一般的な考え方です。

請負工事

請負工事とは、請負業者が工事完成を約束する工事のことで、工事の規模が大きくなればなるほど、多くの業者が関係することになります。逆に、工事の規模が小さければ関係する業者は少なくて済みます。

積算資料

詳細設計を含めた場合はどうするかというと、積算単価と歩掛を使って積算します。

積算資料は『経済調査会積算研究会』等から出版されています。

歩掛で計算するってどういうこと

<歩掛>
歩掛(ぶがかり) とは、ある作業を行う場合の単位数量または、ある一定の工事に要する作業手間ならびに作業日数を数値化したもののこと。

辞書なんかだと、労務費を積算し易くする指標のように説明されていますが、労務費以外にも歩掛の考え方を使います

『1000t/月を製造できる工場建てたらいくら?』みたいな無茶振りもありますが、とりあえず・・・。
例えば、工場内に配管(50A‐SGP)を100m敷設するとした場合の工事費はどのように算出しますか?情報は平面図に手書きでルートが記載してあるだけです。

今回はここまで。
次回から積算を進めていきます。

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