インボイスの次は電子帳簿保存法
インボイス制度が10月から始まって、やっと2度目の月末を乗り切ったところ。年末を乗り切って、やっと一段落になるかと想像しています。
年が明ける、電子帳簿保存法の猶予期間が終わって、インボイスどころではない制度が始まります。
この法律、とんでもなく厄介。極論は全ての帳票をデータ化して検索できるように紐付けせよって法律ということに行き着くけど、法的な制約としては、電子データで受け取った請求書や見積書は電子データで保管しなければならないということ。この不一致さが問題を難しくするし、ビジネスチャンスにもなっている。
まぁ、どうしてもデータで保存できない理由があるなら、仕方ないから猶予してあげるってことにはなっているけど、線引は曖昧。
電子データで受け取ったものを、法に則って電子データで保管するだけでも、けっこう難しい。保管するだけの目的としても、どうしてもシステムを導入することになる。CMでしょっちゅうみかける、楽楽〇〇のラクスなんかが有名。
例えば、請求書を電子データで受け取って、何かしらのシステムに保管するとして、請求書の電子ファイルには検索できるように情報を与えてあげる必要があります。
何が厄介かというと、どうやって検索させるかの視点。電子帳票を確認する場面というのは、税務調査の場面ぐらいしか考えられず、税務調査のスタートは決算資料で、次にくるのが総勘定元帳かな。その中で目に付くところをチェックされるので、帳簿記載の情報から検索できる必要があるわけです。電帳法では一連の番号で管理することが謳われています。そんな番号ある?あればラッキー。なければ、業務を見直して、発注から決算に至るまで一気通貫で管理できる番号を付与する必要が出てくると思います。
もっと難しい問題。実際問題、紙帳票と電子帳票が混在してしまうこと。電子帳票がデータベース化されて検索できるようにもなったとして、紙帳票が紙のままだと検索してヒットしない場合に、帳票が欠落しているのか、紙で保管されているのか判断できないこと。解決策は紙帳票も電子化する。たぶん、これしかない。これには、ものすごい工数と費用を投じる必要があって、大会社になればなるほど業務フローの見直しも必要になる。あと1ヶ月切って、対応できる会社なんてあるのかな?
そんなわけで、今更ながらラクス買えるか検討。
予想PER | 119.91倍 | 予想EPS | 22.1 |
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実績PBR | 46.05倍 | 実績BPS | 57.55 |
予想配当 利回り | 0.08% | 予想1株 配当 | 2.2 |
グロース銘柄ってこともあって、指標からは買う気はしないな。
信用売残 | 1,767,000 | 前週比 | +247,700 |
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信用買残 | 649,900 | 前週比 | -56,500 |
貸借倍率 | 0.37倍 | 信用/貸借 | 貸借 |
信用はこんなに売られているんだ。売残は将来の買い需要。
売上の伸びは素晴らしいし、ソフトはシェアもトップもしくはトップ級。人材派遣の方は稼働率低下しているみたい。
ここから上値追いで買うのは難しい。2,000くらいまで下がれば面白いかも。