商業簿記 14.3　ー決算整理ー

問題14-6

次の資料に基づいて、本支店合併損益計算書と本支店合併貸借対照表を作成する。
留意点は次の通り。

1. 本店から支店への商品を移送する際、利益を付加していない
2. 当期純利益は、貸借対照表では繰越利益剰余金に含めて示す
3. 会計期間は20X1/4/1 – 20X2/3/31までの1年間

借方	本店	支店
現金預金	124,050	183,470
受取手形	28,000	10,200
売掛金	22,000	2,800
繰越商品	34,500	12,000
支店	180,050	–
備品	40,000	20,000
仕入	753,450	477,450
営業費	82,300	19,600
	1,264,350	725,520

借方	本店	支店
支払手形	21,500	24,600
買掛金	16,100	15,900
本店	–	180,050
貸倒引当金	200	110
備品減価償却累計額	5,120	2,560
資本金	150,000	–
利益準備金	10,000	–
繰越利益準備金	4,930	–
売上	1,056,500	502,300
	1,264,350	725,520

＜決算整理事項＞

１．商品の期末棚卸高
　本店：帳簿棚卸高　￥36,500
　支店：帳簿棚卸高　￥25,000

２．受取手形と売掛金の期末の実際有高に対してそれぞれ3%の貸倒引当金を差額補充法により設定する。

３．固定資産の減価償却を次のとおり行う。
　備品：本支店ともに定率法（償却率：20%）

４．営業費の未払高が、本店に￥1,550、支店に￥446ある。

＜決算整理事項の仕訳＞

１．商品の期末棚卸高

本店の仕訳		支店の仕訳
●●● ●●●	●●● ●●●	●●● ●●●	●●● ●●●
●●●	●●●	●●●	●●●
●●●	●●●	●●●	●●●
●●●	●●●	●●●	●●●

費用	金額	収益	金額
期首商品棚卸高	●●●	売上高	●●●
当期商品仕入高	●●●	期末商品棚卸高	●●●
貸倒引当金繰入	●●●
減価償却費	●●●
営業費	●●●
当期純利益	●●●		●●●

(╭☞•́⍛•̀)╭☞ヒント　当期純利益＝収益合計 – 費用合計
　　費用合計＝売上原価＋貸倒引当金繰入＋減価償却費＋営業費
　　　　売上原価＝期首商品棚卸高＋当期商品仕入高 – 期末商品棚卸高

資産	金額		負債・純資産	金額
現金預金		●●●	支払手形	●●●
受取手形	●●●		買掛金	●●●
売掛金	●●●		未払費用	●●●
貸倒引当金	●●●	●●●	資本金	150,000
商品		●●●	利益準備金	10,000
備品	●●●		繰越利益剰余金	●●●
減価償却累計額	●●●	●●●
		●●●		●●●

(╭☞•́⍛•̀)╭☞ヒント　貸倒引当金の左が費用で右が資産。合計すると受取手形＋売掛金。

(╭☞•́⍛•̀)╭☞ヒント　減価償却累計額のの左が費用で右が資産。合計は本店支店の備品合計。

(╭☞•́⍛•̀)╭☞ヒント　繰越利益剰余金＝4,930（残高計算書より）＋当期純利益（損益計算書より）