未払金のガバナンス
BtoB(企業対企業)の取引なら、大半は買掛金もしくは未払金で処理していると思います。
商品の材料や仕入れが買掛金、商品を作るための機械や営業車など、直接は原価に組み入れられないものは未払金で処理します。どっちも信用で注文して、納品されてから支払いが発生するのが一般的です。
個人のネット通販だと、クレジットカードなどのファクタリングを通じた前払いが一般的なので大きな違いです。
仕事柄、未払金を扱うことが多く、ガバナンスが全く働いていないのを目の当たりにします。先頭に立って社内規定とかモラルを無視した依頼をしてくるのは役員様なので、鼻で笑ってしまいます。個人として損得なければ無視して買ってあげますが、被害被るようなら、役員様に規定違反を教えてあげて、役員パワーを発揮して筋を通すように諭してあげることにしています。まだ、聞く耳は持っているのが救いですが、会社によっては無理強いする役員も多いのではないでしょうか?
その原因は、役員になって帳簿だけを見るようなると、未払金予算が売上に占める割合が小さすぎて、規定を守るに値しないと誤解し始めるからと想像しています。
決算などで来期の設備投資予算が報告されますが、一過性の大物を除けば、未払金が占める割合は売上の1%もない会社が多いのではないでしょか。
けど、この1%は使わなければ、全て利益に変わるお金。たかが1%ですが、税引前の純利益に効いてくる1%は大きいと思いますが、どうやら一部の役員は感覚的に理解できないようです。
『俺が決めたやつを買いたい』、『あのメーカーから買って恩を売っておきたい』など主観的な理由で購入先に口頭で約束までしてしまう。『後はやらせとくから』みたいなことを格好良く伝えて去っていく。
どの口がガバナンスとかコンプライアンスが言うとんねん😤
みなさんの会社もこんな感じですか🙉