BCPの考え方

BCPとは事業継続計画(Business Continuity Plan)の頭文字を取った言葉です。 企業が、テロや災害、システム障害や不祥事といった危機的状況下に置かれた場合でも、重要な業務が継続できる方策を用意し、生き延びることができるようにしておくための戦略を記述した計画書。

なんて解説されますが、私が所属している組織でそんな計画書は見たことがありません。そもそものところで危機の想定に本気で取り組んだというのも聞いたことがありません。第三者機関まで入れて真面目に取り組んで対応している民間企業って、良くも悪くも原発ぐらいな気がします。あれは事業継続という意味合いとは違いますが・・・。

なんでもかんでん冗長化しておく、津波が恐いから高い所にがBCPみたいな風潮です。

冗長化しても電源止まれば何もできないし、災害は地震だけでもないし、リスクを評価しないから効果的な対応ができていない。

1番間違っているのは、設備があれば事業が継続できると思っているところ。重要な設備を守るのは当たり前。それだけでは設備は動かない。大きな災害があれば設備と設備をつなぐ配管や配線にダメージがでる。設備の点検も必要になる。大半は外注しているのに誰がやる。業者との常日頃からの付き合い方、常用している業者が対応できない場合を想定した社内体制の構築も重要なBCPだと思います。その方法は人材育成ぐらいしかありません。人も冗長化。

新規の業者、分野違いの業者でも使いこなせる担当者の育成が唯一の方法だと思いますが、どうやら違う方向に舵をきるらしい。災害が起こりませんように🙏

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